お彼岸(春/秋)
お彼岸は正しくは≪彼岸会≫といい、各地の寺で法要が行われ、また墓参りの習慣があります。彼岸とは、インドの古い言葉でパーラミタといい≪波羅蜜多)の訳でむこう岸に渡る、信心のないものが法を聞いて信心の彼の岸に到る、迷いの生死の世界から悟りの彼の岸に到るという意味です。悟りを目ざしてはげむ菩薩の修行に六つの実践目標があり、六波羅蜜とよばれるように仏教徒にとって≪お彼岸≫は、いわば仏道精神の実践週間と言うことです。彼岸会が日頃失いがちでいる自分自身を明らかにするご縁となるよう心がけたいものです。ーー門徒の仏事より
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